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「死神の精度」(文春文庫/伊坂幸太郎)を読んだ。
伊坂幸太郎の作品はどれも結構好きだけど、「アヒルと鴨のコインロッカー」以来の衝撃。おもしろかった。
死を冷静な視点で見ているところが好き。すべての登場人物の人間味が生き生きと描かれているのも魅力だわ。一番好きな話はどれだろうと思って、ぱらぱらやってみたけど、甲乙つけがたい。「精度」を読んだときはこれだ!と思ったけど、藤田を読めばこれもいいと思うし、吹雪も恋愛も、すべてまったく違う面のよさがあるんだよな~。
ひとつひとつのお話が独立しているので、ちょっとした待ち時間に読んでも繋がりが悪くなくて嬉しい。
しかしこの人は本当に文章がうまいよなあ~。何作読んでも恐れ入る。
| 読んだものの話 | 21:59 | comments (0) | trackback (0) |
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